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せめて夢の中だけでも
第4章 『秋』の『雨』
私もケーキを食べ
口の中で広がる甘いチョコの味が
とても私の心を幸せにしてくれた。



…彼が作ったのかな…まさかね



食べ終わった後に彼は再び
私たちのテーブルへと来て皿を下げた。



彼の腰についてる名札を
さりげなく見ると…『五十嵐』と書いてあった。




彼の名前…五十嵐。



こんな形で知ることになるなんて。




「美味しかったです。ありがとう」と
友香が色気のある顔で微笑むと

彼も同じように色気のある顔で微笑んだ。




すると、友香が

「ねぇ?私、ここによく来るんだけど
あなたを見たことがないの。

名刺か何かありますか?」


そう言うと彼はエプロンのポケットから
二枚のカードをそれぞれの前の机に置いた。



「名刺と言うほどでもないですけど」



そこにはここの店の名前と
彼の名字である五十嵐とローマ字で
書いてあるのみだった。


ここでの肩書なども書いていない。




私もそのカードを机の上から取る。
裏を返すとそこには…

携帯の番号が書いてあった。



前の席に座る友香の名刺の裏は
何も書いていなかった…。


彼を見ると彼も私をみて笑っていた。
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