この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第4章 『秋』の『雨』

しばらくして私たちは店を出た。
「友香。今日はありがとう。」
「いいのよ。凛。元気だしなさいよ!
私もイケメンに会えたからラッキーだったわ♡」
そう言うと私たちは駅で別れた。
友香の姿が見えなくなってから
私はあのカードをカバンから取り出し
その番号へと電話をかけた。
何かの気紛れでも…
もしかしたらまたエッチのお誘いかもしれない…
たまたま、今日遊ぶ女の子がいなくて
誘っただけかもしれない…
それでも良いから…もう一度…
会いたかった。
何度目かのコールの後
低い声の主が電話に出た。
『…はい』
「あの…私…」
そうとだけ言うと電話の向こう側の声は
急に明るくなった。
『…凛ちゃん?』
「はい…」
『電話…くれないって思ってた。』
何故か彼の優しく微笑む姿が想像できた。
「友香。今日はありがとう。」
「いいのよ。凛。元気だしなさいよ!
私もイケメンに会えたからラッキーだったわ♡」
そう言うと私たちは駅で別れた。
友香の姿が見えなくなってから
私はあのカードをカバンから取り出し
その番号へと電話をかけた。
何かの気紛れでも…
もしかしたらまたエッチのお誘いかもしれない…
たまたま、今日遊ぶ女の子がいなくて
誘っただけかもしれない…
それでも良いから…もう一度…
会いたかった。
何度目かのコールの後
低い声の主が電話に出た。
『…はい』
「あの…私…」
そうとだけ言うと電話の向こう側の声は
急に明るくなった。
『…凛ちゃん?』
「はい…」
『電話…くれないって思ってた。』
何故か彼の優しく微笑む姿が想像できた。

