この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第27章 疑惑と嫉妬。
有香が、先に店の中へと入る。
聞いたことのないような声で
「いらっしゃいませ」と聞こえてきた。
恐る恐る私も中へと入る。
そこには秋雨そっくりな男の人が立っていた。
同じような髪の色…
同じパーマをあて、後ろへと流している。
顔はやはり違うけれど
その彼も顔は整っている。
グレーのカラーコンタクトを入れている彼の目は
吸い込まれそうなほど綺麗だった。
…秋雨に似ている…
不覚にもそう思ってしまった。
「あっ。凛ちゃん。」
彼の口からは驚くべき一言。
空耳なんかじゃない…確実に
私の名前を呼んだ…
「こんな早く会えると思ってなかったや。」
私より…年下だろうか…
彼の笑顔は⁽可愛いと言う部類だ。
「…何で私を…?」
「あっ。ごめんね。
秋兄にしつこく言われたからさ。
俺の凛ちゃんだから手を出すなってね」
彼がウィンクする姿をみて解った。
彼は…仁さんの弟だ。
聞いたことのないような声で
「いらっしゃいませ」と聞こえてきた。
恐る恐る私も中へと入る。
そこには秋雨そっくりな男の人が立っていた。
同じような髪の色…
同じパーマをあて、後ろへと流している。
顔はやはり違うけれど
その彼も顔は整っている。
グレーのカラーコンタクトを入れている彼の目は
吸い込まれそうなほど綺麗だった。
…秋雨に似ている…
不覚にもそう思ってしまった。
「あっ。凛ちゃん。」
彼の口からは驚くべき一言。
空耳なんかじゃない…確実に
私の名前を呼んだ…
「こんな早く会えると思ってなかったや。」
私より…年下だろうか…
彼の笑顔は⁽可愛いと言う部類だ。
「…何で私を…?」
「あっ。ごめんね。
秋兄にしつこく言われたからさ。
俺の凛ちゃんだから手を出すなってね」
彼がウィンクする姿をみて解った。
彼は…仁さんの弟だ。