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せめて夢の中だけでも
第29章 宣戦布告
「…で。なんでいるの?隼人君。」


「保護者。以上。」


「隼人君…どこに泊まるの?
凛ちゃんしか泊まらせないけど?」


「解ってるよ。ホテルちゃんと取ってある。」


「…さすが。気が利くね。」



私を間に挟み、二人は会話を交わす。


なんだか…とても懐かしい。



「お前、仕事は?」

「…あるよ?でも遅らせた。
12時からでる。」


「仕事…なの?」


私が秋雨を見上げると
秋雨は少しだけ笑って「ごめんね」とだけ言った。


金曜日の夜。

秋雨の家で一人きりは…嫌。



「秋雨が終わるまで…隼人といていい?」


「構わないよ?隼人君、頼むね」


「へいへい」



そして、私たちは秋雨の知り合いのレストランへと入る。
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