この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第30章 コピーで構わない
シェイカーを振る姿も…
こちらを向いて時々笑うその表情も…
何処と無く似ていて…
もう泣き出してしまいそうだった。
目の前に…何の色も付いていないカクテルが置かれた。
「凛ちゃん。これは君ね。
まだ何にも染まっていない。
とっても綺麗な凛ちゃん」
そして、次にシェイカーから
濃ゆい青色のカクテルをそのグラスへ
ゆっくりと注ぎ入れていく。
グラスの中のカクテルは混ざり合い…
しばらくすると綺麗に二層に分かれた。
「これは俺。
今は…凛ちゃんをこうやって支えるから。
でもいつかは…」
そして、煌はマドラーでカクテルを混ぜだした。
「俺色に染まってよ。凛ちゃん。」
綺麗な青がグラス一面に広がった。
「俺、頑張るからさ」
優しく微笑む煌。
その笑顔は不思議と…
秋雨には見えなかった。
こちらを向いて時々笑うその表情も…
何処と無く似ていて…
もう泣き出してしまいそうだった。
目の前に…何の色も付いていないカクテルが置かれた。
「凛ちゃん。これは君ね。
まだ何にも染まっていない。
とっても綺麗な凛ちゃん」
そして、次にシェイカーから
濃ゆい青色のカクテルをそのグラスへ
ゆっくりと注ぎ入れていく。
グラスの中のカクテルは混ざり合い…
しばらくすると綺麗に二層に分かれた。
「これは俺。
今は…凛ちゃんをこうやって支えるから。
でもいつかは…」
そして、煌はマドラーでカクテルを混ぜだした。
「俺色に染まってよ。凛ちゃん。」
綺麗な青がグラス一面に広がった。
「俺、頑張るからさ」
優しく微笑む煌。
その笑顔は不思議と…
秋雨には見えなかった。