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せめて夢の中だけでも
第30章 コピーで構わない
「あっ…はっっあ。んっ」
何度と、激しく打ち付けられ
ベッドが軋む音が響く。
「あっん。はぁ…あぁっ…」
「まだ…まだだよ…」
律動に合わせて漏れる声が
私自身をも興奮させる。
「ああっ。ダメッ…イッちゃ…ぅ…はぁっん」
腰の動きが早くなり
私は一瞬にして波に飲まれてしまった。
終わった後も髪を撫でるその手の温もりが伝わってきた。
「んっ」
カーテンから差し込む光で目が覚めた。
隣に寝ている…
煌君。
…してしまったんだ…
煌へそっと触れると、
薄っすらと目を開けた。
「おはよ。凛ちゃん。」
彼の柔らかな表情はもう…
秋雨には見えなかった。