この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第31章 溢れる心と溢れた優しさ


ピーンポーン…





私はいつもの事なのに驚いて
玄関の方へ視線を向ける。



玄関へ向かう足取りが今日は重く感じた。




扉を開けると…笑顔でそこに立っている煌。



「今日は早く上がれた」



笑顔を向けて私に軽く抱きつく。



「寒かったぁー!」





もう3月でも…夜はまだ冷える。





「凛ちゃん。おいで」





いつものように両手を広げる彼を…
今日は受け止めることが出来なかった。


「煌君…秋雨が帰ってくる。」


立ったまま私は伝えた。


煌の手が力なく下へ下がっていった。
顔は少し笑ったままで私を真っ直ぐ見ている。




「そっか…知ってたんだ。

もう…俺の役目も終わりだね。」



「役目だなんて…私は変わりなんて思ってない。」






「…だったら何で…

そんなに悲しそうなの?


戸惑ってるんでしょう。秋兄が帰ってきたら
俺とは一緒にいたくないから!」



「あっ…」


惹かれてたはずなのに…

秋雨の声を聞いただけで気持ちは秋雨を激しく求めていた…
/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ