この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第35章 友情

「仁さん……。」



「あ?」




仁さんは振り返らずにパソコンの画面に目を落としている。






「俺…」



「やめさせねぇーぞ。」




カチカチっとマウスを動かし
そんな一言を言ってきた。




「違うよ…あのさ…」



「結婚もまだ…許さねーぞ」





「…………嘘だろ?」




「さぁな。で?なんだよ?」




仁さんがくるっとこちらを向く。




「…朱里のこと…ごめん…」




「ハッ…今頃か。」




それだけ言うとまた向きを変えてしまった。




「いや…昔もだけど…今回も。」




「今回のは仕方ないだろ。
朱里が秋を連れてこないと辞めると言い出したんだ。


あいつが福岡の、稼ぎ頭だから…
仕方ねぇ。

お前にも無理をさせた。


こっちこそ…悪かった。」



「何で…仁さんが謝るんだよ…」



仁さんは何も言わずただパソコンの画面を見ている。
/579ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ