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せめて夢の中だけでも
第37章 日々、成長中
トーストやサラダ…ハムエッグ…。
バランスも完璧な朝食を食べ終えると
私は仕事へと向かった。
玄関まで見送られて頬にキスされる。
「行ってらっしゃい。」
「おやすみ、秋雨。」
生活スタイルが真逆なのも少し慣れた。
ヒールを鳴らしながら私は会社へと向かった。
秋雨のマンションから、会社までは歩いていける。
会社のエントランスで隼人と出会った。
「おい。凛!お前何やってんだよ…」
「ごめん。寝坊…」
「お盛んだな。」
「違うわよ!」
「早く支度してこい。外回りだろ?」
「あっ!ごめん!待ってて!」
私は足早にエレベーターに乗り込み
一度、オフィスへと向かう。
そして、すぐにまだ降りてくる。
まだそこに隼人は待ってくれていた。