この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
せめて夢の中だけでも
第37章 日々、成長中
1日の仕事も終わり、珍しく定時にあがれた。
何となく…本当に何となく
ペットに成り下がるのは嫌な気がして、
私は近くのスーパーにより、悩みに悩んで
食材を買い込んだ。
きっと…帰りが遅いであろう秋雨のために
夕飯を作っておこう。
そう決めた。
手が込んだもの…と思ったのだが
やはり料理が苦手な人がすぐさま上達するはずがなく
時間が凄くかかってしまった。
それでも…
ポットパイとやらが完成した。
ビーフシチューも頑張った方だ。
時計を見るとすでに22時を回っていた。
それでも、まだまだ帰ってくる気配のない秋雨。
どうせ、料理は冷めてしまうため
元から冷蔵庫にいれ、貼り紙だけを残した。