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せめて夢の中だけでも
第37章 日々、成長中
23時…
0時…
1時…
リビングでウトウトしながら
秋雨の帰りを待つ。
早くても3時にはなるのは覚悟の上だった。
けど、どうしても目の前で食べて欲しい。
帰りを待ちたかった。
2時半が回った時…
ガチャっと、玄関の鍵が開いた。
「あれっ?」
玄関で秋雨の声が聞こえて
パタパタと足早な足音が聞こえてきた。
リビングに入ってきた秋雨は
とても驚いた顔をしている。
「…凛ちゃん?どうしたの?」
「待ってた」
「…物凄く…眠そうなんだけど?」
「うん。でも待ってたの。」
秋雨の顔を見た途端安心したのか
物凄い睡魔に襲われた。
秋雨が待っててとお風呂に入っている間に
どうやら、私は眠ってしまったようだった。