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せめて夢の中だけでも
第5章 静止の手。
お会計の為に二人で席を立つと
秋雨がそれに気付き
「お帰りですか?」と尋ねてくれる。
招かれるようにレジに向かうと…
そこにはよく似た後ろ姿。
あれは…
そう思うと横に立っていた沙織ちゃんが
先に口を開いた。
「あっ!田中先輩!麗華も!」
「隼人…」
その言葉を発してしまい
思わず口を押さえてしまった。
振り返った二人の女の方の顔は
笑っていなかった…。
「何でいるんですか〜?」と無邪気に尋ねる沙織ちゃん。
「あぁ…ちょっと…」
と言葉を濁す隼人とは対照的に
「私が誘ったんです。」とニコッと笑う
かわいい彼女。
フフッと笑う彼女は隼人の腕に絡みつく。
…嫌な感じ…
秋雨もその場で止まっていて
ふと顔を見上げると…無表情なまま
真っ直ぐ誰かを見つめている。
その先には間違いなく…
隼人の彼女。
…何?
とても違和感を覚えた。
その時だった…
「…凛。」
秋雨がそれに気付き
「お帰りですか?」と尋ねてくれる。
招かれるようにレジに向かうと…
そこにはよく似た後ろ姿。
あれは…
そう思うと横に立っていた沙織ちゃんが
先に口を開いた。
「あっ!田中先輩!麗華も!」
「隼人…」
その言葉を発してしまい
思わず口を押さえてしまった。
振り返った二人の女の方の顔は
笑っていなかった…。
「何でいるんですか〜?」と無邪気に尋ねる沙織ちゃん。
「あぁ…ちょっと…」
と言葉を濁す隼人とは対照的に
「私が誘ったんです。」とニコッと笑う
かわいい彼女。
フフッと笑う彼女は隼人の腕に絡みつく。
…嫌な感じ…
秋雨もその場で止まっていて
ふと顔を見上げると…無表情なまま
真っ直ぐ誰かを見つめている。
その先には間違いなく…
隼人の彼女。
…何?
とても違和感を覚えた。
その時だった…
「…凛。」