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せめて夢の中だけでも
第41章 another story。side秋雨

「あれ?おい…凛、アレ」


隼人君が俺に気付いて、凛ちゃんの背中を押す。

「えっ!?秋雨っ!」


可愛い笑顔で俺の元へと走ってくる。


「どうしたの!?仕事は!?」


見上げて俺の目を真っ直ぐ見つめる。

「…今日は休みなんだ…」

「教えてくれれば良かったのに!
久しぶりの休みから、ユックリしないとね。

待ってて!すぐ降りてくる!」


久しぶりに会えた恋人同士のように
凛ちゃんは、嬉しそうに目を輝かせていた。

1人の急いで走っていった凛ちゃんと
残された隼人君。


「おぅ、久しぶりだな。」

「うん、隼人君元気だった?」

「あぁ、凛のやつ嬉しそうだな…
そんなに一緒に居てやれないのか?」

「忙しくてね…」

「あいつ、無理してるぞ。
凛…あんまり体調良くないみたいだ。」



…え?なんて…?


「…お前が旦那なんだ。
気付いてやれよ…?」


そう言って会社へと入っていった隼人君。



「はぁ…俺、何やってんだろう…」



虚しいとか…悔しいとかそんな気持ちではない…
愛していると思う気持ちとそれに伴わない行動への
腹ただしさだ…
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