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せめて夢の中だけでも
第6章 現実か空想か
次の日の朝…
携帯電話をチェックするが
あれから、秋雨からの連絡はなかった。
よくよく考えてみたら…
秋雨は女たらしなんだった…
会えない女に連絡するほど暇じゃないか。
すると…
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪
携帯電話が鳴り出した。
ディスプレイの名前を見て
電話に出た。
「もしもし…」
「おはよう。連絡出来なくてゴメンね。
今、仕事終わったんだ。」
「えっ…今?
朝の7時だよ…?」
「そうだよ?これでもオーナーだからね?」
「へっ?オーナー…???」
「そっ。今から凛ちゃんは仕事だろ?
行ってらっしゃい。じゃぁね」
「えっ?それだけ?」
「うん。そうだよ?
声が聞きたかっただけだから。」
…あなた、恥ずかし気もなく、よくそんな…
もし、女たらしだって知らなかった
瞬間ノックアウトだろう。
「あっ。もう一つ…」
声がワントーン低くなった…