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せめて夢の中だけでも
第7章 無言の協力
隼人が完全に姿が見えなくなるのを確認すると
お兄さんは椅子に座って笑顔のまま
話しかけてきた。
「凛ちゃんのおかげで苦労したよ。」
えっー?
笑顔を崩さず長い足を組むと
「あのお酒…30なんてあるわけないでしょ?」
「やっぱり…ですよね?」
「いつも秋は無茶苦茶だけど…
今回ばかりは無理って思ったよ」
彼は私の言葉を待たずに続けた。
「ねぇ?凛ちゃん。
秋に何したの?
あんなに必死な秋は久しぶりに見た」
お兄さんはすごく嬉しそうに笑った。
「朝、電話きていきなり
『水芭蕉』30集めてだからね!
ここにそれでも10あったのは奇跡。
他の店舗に10。あと10は…
秋の頑張りだから。
…お礼…してあげてね」
嬉しそうな笑顔から急に
優しさで溢れた顔になった。
「あの…」
そう言いかけた時…隼人が帰ってきてしまった。
お兄さんは椅子に座って笑顔のまま
話しかけてきた。
「凛ちゃんのおかげで苦労したよ。」
えっー?
笑顔を崩さず長い足を組むと
「あのお酒…30なんてあるわけないでしょ?」
「やっぱり…ですよね?」
「いつも秋は無茶苦茶だけど…
今回ばかりは無理って思ったよ」
彼は私の言葉を待たずに続けた。
「ねぇ?凛ちゃん。
秋に何したの?
あんなに必死な秋は久しぶりに見た」
お兄さんはすごく嬉しそうに笑った。
「朝、電話きていきなり
『水芭蕉』30集めてだからね!
ここにそれでも10あったのは奇跡。
他の店舗に10。あと10は…
秋の頑張りだから。
…お礼…してあげてね」
嬉しそうな笑顔から急に
優しさで溢れた顔になった。
「あの…」
そう言いかけた時…隼人が帰ってきてしまった。