この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第6章 さよなら?
『控え室の前が混雑してて、裏口から出させてもらったんだよ。だから今日はもう、会えないと思ってたんだけど…』
先輩はフッと笑った。やっぱり、この人の笑顔はカッコいいな。
『会えて良かった。』
細まった目。綺麗な顔立ち。
………あ、あれ?素敵な笑顔なのに、あたし何ともないんだけど…?
『…倉田さん。』
おかしいな?ここでドキドキするんじゃないのかな?あたしの心臓、もしもーし??
『聞いてる?倉田さん。』
『え!は、はい?!』
顔をあげたら先輩の顔が側にあった。
てか───近すぎじゃないっ?!?!