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やさしいキスをして?
第6章 さよなら?
思わず後ずさったあたしに、先輩は構わず微笑んでいる。
『携帯の番号、教えてもらってもいい?』
『え…』
『倉田さんが良かったらだけど。』
わ…来た!来たんじゃない!?
恋の進展チャンスなんじゃない!?
『も、もちろんです!』
そうして、無事に番号交換をして あたしは帰宅した。途中寄ったマドカの家で、このことを報告したんだけど、マドカはあんまりいい顔しなかった。『やっぱり手が早い。危ない。』そう言って睨んできたけど。残念ながら、今日は胸がときめかなかったって話をしたら、嬉しそうにビデオを貸してくれた。
『ときめきはココにあるから♡』そんなマドカの言葉に反発しようかと思ったけど、また機嫌を損ねそうだったから辞めておいた。