この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第2章 不意打ち?
『マドちゃん、あさひは?』
『うん、帰ったみたい。』
『んなっ……!?お、おれを殺す気かぁぁぁあさひぃいぃぃぃ!!!』
放課後。
部活のない水曜日は、下校デートがお決まりだった、おひさまカップル。置いてきぼりを食らったゆうひくんは、一目散に廊下を駆けて行った。
『あさひも意地悪ねー。友達使って、彼氏を追いやるなんて。』
『彼氏じゃない!元カレ元カレ!』
教室の隅に隠れてたあさひに声をかけると、彼女はしーっと口の前で指を立てた。そう。帰ったなんて、実は嘘。あさひはここに居るのです。