この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第7章 初デート?
『倉田さん、じゃあ俺とデートしようか?』
『はぁ………はっ?!』
『明日の土曜、空いてる?』
『えっ?!あ、あの…?』
『その調子じゃ、いつまで経っても元気出ないよ?気分転換に、無理にでも体動かした方がいいから。』
先輩は微笑んで『ね、決まり!』そう言って話をまとめてしまった。えぇ?!何でそうなったの??
『デートなんて言っても、軽い気持ちでいいから。土日ずっと部屋に閉じこもってちゃ面白くないでしょ?本当に嫌だったら、今日携帯に連絡して来ていいよ。』
そう言って先輩は部屋を出て行った。先輩…あたしが断れるように気を遣ってくれたんだ。優しいなぁ。ずっと断ってきたお誘いだけど…少し一緒に出かける位ならいいかな?あたしも正直、家に閉じこもって悶々とするのは嫌だし。マドカには、月曜に全部話そう。いま相談しても…鷹野先輩と出かけるなんて言ったら、反対されるだろうしな。