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やさしいキスをして?
第7章 初デート?
『ありがとうマドちゃん!……けどマドちゃん、それいいの?おれと仲良くしてると、マドちゃんの本当に好きな奴にさ、勘違いされたら面倒じゃね?』
『………平気よ。今、好きな人なんていないから。』
『いや〜…でもさ、マドちゃんを好きな男はいっぱいいるんだぜ?ウチのクラスにも…』
『あさひがちゃんと、ゆうひくんと幸せになってくれたら考えるわ。あんな手のかかる親友がいたんじゃ、私も彼氏どころじゃないの!』
ちょうどそこで予鈴が鳴って、ゆうひくんはクラスに戻った。私も席に戻ると、側で不安そうな顔して立ってるあさひが居た。
『何の話してたの?』
『え?別に大したことじゃないけど。ほら、先生来ちゃうよ。』
……ちょっと言い方が冷たかったかな?だけどあさひの為なんだから!あさひ、ちゃんと自分の気持ちに素直になるのよ。私だって、嫌な女にはなりたくないんだからね…!
その日の放課後は、ゆうひくんと帰った。これ見よがしにあさひの前でツーショットをお見舞いしたんだから、さすがにパンチ効いたはずっ!