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第7章 初デート？

『うーん、どうだったかなぁ…？女の子の方とは話してないからね…ユズは、何か覚えてる？』
『さあな。喋り方は知らねーけど、髪型と身長はそんな感じじゃねーの？何だ、知り合いだったのか？』


ミカ先輩の彼氏の言葉に、私の悪い予感は強まった。鷹野先輩と一緒に居たのは…やっぱりあさひなのかも！あさひ、鷹野先輩とデートしてるの？！


『一緒にいたのは私の友達かも知れません。その…一つ教えて下さい。さっき言ってた、あいつらしいって、どういう意味なんでしょうか…？』

『え？ああ、いや…』

目があった先輩の彼氏が、あからさまに言葉を濁す。

『大事な友達なんです！教えて下さい！鷹野先輩はどんな人なんですか？また新しい女の人を連れていたって…またってどういう意味なんですか？！』


嫌な予感が止まらない！あさひ、もしかして危ない目に遭ってたりしないよね？！鷹野先輩って信用できる人なの？！


焦る私に、先輩達は顔を見合わせ…ゆっくりと口を開いてくれた。