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第7章 初デート？

『マドちゃんどうした？顔色悪いけど…』

『ゆうひくん、怒らないで聞いて。』


黙って隣にいたゆうひくんは、鷹野先輩の事を知らない。あさひが本当の想いに気づいた今となっては、余計な情報だと思ったから。私からは言わないようにしていた。

でももう、そんなこと言ってられない！
あさひが危ない！

だから簡単に事を説明した。あさひが自分の想いを自覚する前に出会って、一時的に興味を持っていたこと。結局、恋愛対象にはならなかったけど、鷹野先輩からはお誘いの連絡を時々もらっていたらしいことを。


『あいつの女グセの悪さは同級生の間じゃ有名だよ。被害者もたくさんいるからな。他の学年まではあんまり知られてないから、未だにファンとか居るらしーけど…しかしそっか、さっきのは年下に手を出してたって───うわっ？！』