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やさしいキスをして?
第2章 不意打ち?
コンコン…
モヤモヤ考えている最中、聞こえてきたのは窓をたたく音。二階にあるあたしの部屋の窓をたたく奴なんて、たった一人しかいない。カーテンを開けたら案の定。見慣れたその人影に、あたしはうな垂れた。
『ゆうひ…帰ったんじゃなかったの?』
『あさひ、お願いだから開けてよ。話、しに来たから。』
珍しく しおらしい声。
だいぶ弱ってるみたいね。
ガラガラ…
『もう…風邪ひくよ?早く入って。』
あたし達は幼馴染だけど、家はお隣さん…て訳ではない。同じ地区なだけで、家は結構離れてる。チャリで20分はかかる距離かな。