この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第7章 初デート?
『…ちょっと、見せてみ?』
少しして、ゆうひがひょいと覗きこんできた。
『…はは。ひでー顔。』
『う…うえぇぇ…ずぴっ』
なんで見るかな?!デリカシーのない奴ね!一度見られたからには隠しても無意味。あたしは半ば開き直って、思い切り泣いた。日も沈んで肌寒いのも手伝って、鼻水まで垂らして泣いてやった!
『ば…バカバカ!ゆうひに助けてもらわなくたって、あたしは平気だったんだから!あんな奴、これから殴ってやろーと思ってたんだからね!』
『…そっか。あさひは逞しいもんな。』
ゆうひはやさしく背中をさすってくれる。
掌が…あったかい。