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やさしいキスをして?
第8章 キスの先?
『ううん。キスが、やさしかったのよ。』
あたしの言葉に、ゆうひはきっと柔らかく笑ったんだと思う。頭の上で漏れた吐息が嬉しそうだったから…顔を見なくたって、それは解った。よしよし撫でる、ゆうひの手のひらが心地いい//
『…あたし、一つ訂正するね。』
『ん?』
ゆうひにドキドキなんてしないと思ってたのに。抱きしめられるだけで…息が止まる位に胸が詰まって。キス一つだけでも…何にも考えられなくなる位、ゆうひに夢中になって///こんな気持ちにさせるなんて、ズルい。もう絶対、あたしはゆうひと離れられない。
『キスが困るって言ったこと。あれ、なかったことにする。』
『え♡じゃあキスの頻度、多くしてもいいの?』
すかざす調子づく、ゆうひの声。ふざけるように言ってるけど……あたしは本気だよ?