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やさしいキスをして?
第2章 不意打ち?


『いやぁー大誤算!おれもやっぱお年頃だもんな?!普通にスキンシップが増えたら、ムラムラきちゃうもんなんだよ。
──あっ!でも安心しろ?!おれ、無理やり押し倒すつもりとかねーから!そこはさ、紳士でいたいって思ってるし!!』

『………』


『とにかく…毎度キスで高ぶった感情を抑えるために、これまたキスで我慢しよーとしてんの、おれ。けど代わりにキスすればする程、余計堪んなくなるっつーかさー…も〜してもし足りない感じ?つまりさ、おれなりにあさひの事を思ってこその、無限ループキッス!な訳で…!な、な、分かってくれるだろ?!こー見えて、おれも悩んでんだよ。』


……//こんなおかしな言い訳。悪びれる様子も、恥じらいもなく言い放った幼馴染に、あたしは何て声をかけるべきなの?“バカ”以外の適切な言葉があるのなら、誰か教えてほしい。



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