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第10章 番外編

『ねぇマドカ、ちょっと休憩しない？』

『よし、あさひ！気分転換におれとチューでもしようぜ♡』

『甘いわよ、あさひ。まだ始めたばっかりじゃない。』

『はぁ……』

『あさひ、元気出せ！例え落第したとしても、おれはあさひが大好きだぞ♡』

『……ゆうひくん、そろそろ邪魔だから出てってくれる？』

『へ？』

『誰が落第するかっ！！大バカゆうひ！洗い物も手伝わないアンタになんか、用はない！あっちいけ！』


バタン！！


とほほ。あっけなくキッチンを追い出されたおれは、自然と彼女の部屋へ足を進めていた。