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やさしいキスをして?
第10章 番外編
『ほら、出来たわよ!』
『やったぁ〜いただきまぁす♡』
湯気たつお椀。一口すすって…
『あさひ、おいしー♡』
『あっそ//良かったわね。』
おれはあさひに、昼飯のメニューを一個お願いした。それはもちろん、あさひお手製のお味噌汁♡これさえあれば、黒コゲの卵焼きおかずにだって、飯が進むぞ〜♪
『あさひは?それおいしい?』
一方のあさひは、おれ お手製のオムライスにご満悦の様子。隣を覗きこむと、面白い笑顔が返ってきた。もりもり頬張っちゃって、リスみてぇ(笑)
『うん!ふわとろ♡とろうま♡あんたには一口もあげないよ。欲しいなら、自分で作ってよね!』
『はは、間に合ってるもん。あさひこそ、おれの味噌汁はやらないからな!』
お互いに食べたいものを作り合う…なんて、おれら新婚みたいじゃね?って妄想に余念が無いおれは、ニマニマしながら昼食を済ませた。