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第10章 番外編

『一年の時。朝練の準備は、いつもあいつが一番乗りでさ。家、一番遠いのに。』

『練習のない日は自主練してるんだと。走りこみとか体幹トレとか…意外だろ？』

『あ、意外と言えば！三島、運動神経はアレだけど、上達は割と早いんだぜ。頭いいからかコツを掴むのが上手くて。ドリブルすらマトモにできなかったのが、今じゃ試合に出てんだから…大したもんだよな。』


私の知らない部活中の三島くん。一年の頃から、そんな風に頑張ってたんだ。