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第10章 番外編

『その…電話で、許してくれる？』


さすがに今日は…色々と意識しすぎて、面と向かう自信がない。だけどせめて、電話なら言える気がするから…//
下を向いて、返事を待っていると…


『それなら…一刻も早く帰ります。まどかちゃん、また後で///！！』

『え、ちょっ、待っ…！』


あっという間に腕を振り切って、啓太くんは走って行ってしまった。もう少し、別れを惜しみたかったのに…////


『……ふふ//』


でも見送った背中が、さっきと違ってシャンと伸びていたから…つい笑ってしまった。