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やさしいキスをして?
第11章 おまけ〈三島〉
『啓太くん、ソースと塩、どっちにする?』
おかげでこの三ヶ月…
『あ、焼きそばもいいけど、たこ焼きもいいね?ソースかおろしポン酢か…』
僕がどれだけ自制してたと…
『見て見て、お好み焼きにポテトやコロッケもあるよ!やーん、迷っちゃう。』
『…しかし、僕はもう迷わないぞ!』
『え、決めたの?どれ?』
『我慢しない!僕は欲に正直に生きる!』
グッと拳を握ったところでハタとした。あれ、なんか今…心の声が耳から聞こえた…?
『………意外。
啓太くんて、結構大食いなのね?』
気づけば隣で、目をぱちくりさせるまどかちゃん。
『えっ…?』
『分かった!じゃあ思い切って全部買っちゃうね?すいませーん!』
『あれ…?えぇ?!』