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やさしいキスをして?
第11章 おまけ〈三島〉
『よっ!マドちゃん達、どっか回った?』
『ううん、これから。それよりちょうど良かった!コレ、良かったら食べてくれない?』
『いいのー?マドカ達のは?』
『うん、実は余り。買いすぎちゃって!』
盛り上がる三人を尻目に、僕は座ったままでペットボトルを呷った。こういうイベントが死ぬほど好きそうなこの二人…ヘタに絡まれると、間違いなく面倒そう。むしろ、絶対にウザそう。今日は極力、関わらないようにしたいものだ。
『って、な〜に一人で黄昏れてんだよ!この色男!』
『ぶほっ…!何す…ゲホッ』
どれだけタイミングが悪いのか、ただの阿呆か。背中をどつかれたおかげで、僕はお茶を吹き出した。この野郎…まどかちゃんの前で、何てことするんだよっ!
『おい。あさひは気づいてねーけど、おれはちゃあんと見てたぞ?さっきマドちゃんに、お口フキフキしてもらってたじゃねーの♪ミッシーってばヤ〜ラシ〜♡』
『〜〜〜/////!!』
……去れ!直ちに去ってくれ!
ウザいにも程があるッッ!!