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第11章 おまけ〈三島〉

『もしもーし、彼氏さん、聞いてますー？』


僕も見たかっ……たじゃなくて、それって盗撮だろ？！許せない…！そいつら全員の携帯をへし折って！もれなく電気ショックでも与えてやって！奴らの頭に残った残像も、キレイサッパリ消去してやりたい……！いいや！むしろ全員、処刑してしまいたいっ…！！


『安心してくださいよぉ。今年の後夜祭は、仮装がドレスコードじゃないですか！園山先輩のメイド姿は、そこで見られますよぉ？』


都合良く耳に入ってきた言葉に、


『『えぇ！？////』』


僕達は、同時に叫んでいた。


『ちょ///何言ってるの？！私、後夜祭で着るなんて、一言も…』

『いいじゃないですか♡せっかく可愛い衣装なのに、交代の時しか着ないなんてもったいないですし。それとも先輩、彼氏さんの前では着たくないんですか〜？』


後輩の言葉に、まどかちゃんは真っ赤になって口をつぐんだ。