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やさしいキスをして?
第11章 おまけ〈三島〉


『彼氏さんだって見たいでしょ〜?すっごくすっごく、見たいでしょぉ〜??』

『〜〜〜…………//』
そ、そりゃ…//!これでも一応、僕は彼氏で。彼女の可愛い姿は、誰よりも興味を持っていいはずだし//

『先輩だって、彼氏さんに褒めて欲しいでしょ?ね?ね?ハイッ決まりですっ♪』


テンポ良く話を進めた後輩の独断で…半ば強制的に、まどかちゃんは首を縦に振った。


『じゃ、後はごゆっくり〜♡彼氏さん、くれぐれも園山先輩のことお願いしますよ〜!』


残された僕達は…


『………///こっ後夜祭って、何するんだろうね…?』

『えっ…ああ…///生徒会の指揮で、室内レクリエーションとか、でしょうか…?歌合戦の優勝チームが出るとも言ってたような…』

『……そっか。た、楽しみだね…!』


握ったコップの中身をキューっと飲み干して、確か、そんな会話をしたと思う。この時のコーヒーはまるで味がしなくて…水のようだったのをハッキリと覚えている。



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