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やさしいキスをして?
第11章 おまけ〈三島〉


『なんだよ、根性ねぇなあ。』

『根性うんぬんの話じゃない。お前の出題に問題がありすぎだ。』

『んも〜、何でマドカも白紙なの?』

『……書くわけないでしょ//?』


結局、僕らの相性はゼロ%のまま…それでもプライバシーが守れたことにホッとしている。そもそも、岩本が作ったゲームで診断してもらわなくても…僕達の仲は良好なはずだ。


『ちなみに、おひさまコースはどんな診断するの?』


まどかちゃんの言葉に、岩本は窓の外を見た。僕らにも見てみるよう手招きをする。……まあ、今までの流れからして、どうせ無茶苦茶な内容なんだろうが。


『ちょうど今からやる所だぜ。あそこに注目だ。』


岩本の指差す先は、文化祭のメインストリート。近くには野外ステージや出店があり、人通りの一番多い場所になっている。そこに、メガホンを持った、やや緊張気味の男子の姿。こちらを見上げて、岩本とアイコンタクトをとると…



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