この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
やさしいキスをして?
第12章 おまけ〈マドカ〉
『ねぇ啓太くん…おしるこって、好き?』
暗くて良かったな。今きっと、私の顔は真っ赤だよ。
『うん?おしるこ…ですか?』
『そう。ここの神社ね、参拝客に毎年おしるこを配ってるの。だから帰りに一緒に食べるかなって。』
よく見えないけど。きっと啓太くんの横顔も…私と同じなんだよね?そういうとこ…
『好き…すごく好きだよ。』
『……え、えぇえ///?!』
『え?あッ///おおしるこの、話でっ!!』
『やッやだ///そうよね?!私も好き…って!おしるこね?!絶対好きだと思ったの…!』
いや///バカバカ私!今の恥ずかしすぎッ!!てゆーか啓太くんもっっ!急に敬語はずすからぁ///!
『じゃ//じゃあ後で、一緒に食べよう…か』
『そ、そうしよ…//!』
無意識にぎゅーぎゅー力を込め合ってた手と手には、どっちのだか分からない汗。だけどそんなの気にならないくらい、コートの中はもっと汗だくになっていた。