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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『はあ?!ミッシーお前バカか?!部屋割りは二人一組だって事前に言ったろ!』
慌てて追いかけるゆうひくんだけど…
『別にいいだろう。一部屋余るんだから。』
『あのなぁ〜団体行動の規律を乱してんじゃねーよ。お前が勝手すると、マドちゃんが一人で寂しいだろが!』
『…お前には関係ない。』
啓太くんは、頑なだった。
『関係ないって、おま…!』
『ゆうひくん、いいよ。』
『マドちゃん!』
『子供じゃないんだもん、一人で平気。どうせ寝る位しか、個室は使わないんだし。』
部屋の中で言い争う二人に、声をかけた。
『それに啓太くん、寝る前はいつも勉強するから。邪魔しちゃ悪いもの。私もその分、のんびり使わせてもらうし。』
『マドちゃん…』
『荷物、置いてくるね!』