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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『お待たせ、みんな。』
『お、食材キター!ナイスタイミ〜ング…って、マドちゃん大丈夫?ケガは?』
『うん、ありがと。ほんのかすり傷だから、心配しないで。』
『やー、まーかちゃん、浅瀬でラッキーだったな?結構ハデにこけちゃってましたけど〜(笑)』
キッチンで下ごしらえした食材を持って、コテージのベランダへ。男の子達の方は、ちょうど炭火おこしが完了した所らしかった。
『こーら。マーカちゃんをおちょくる奴にはあげないよ〜?女子特製おにぎり。』
『おにぎりッ!!』
『うふふ…シャケ、梅、おかか、わかめ…後は、焼き用のも作ってあるからね?』
『ふおぉおッッ!女子サイコー‼︎』
絶叫して喜ぶトオルくんの側で。ふと、啓太くんと目が合った。
『…てかさ〜コレは何なんだ?見たことねー珍しい物体…まさか、宇宙食か何か?』
『オニギリよ!あんた、えらいケンカの売り方してくれるわねッ!』
『ふおぉ…そっかぁ。ゆーひの彼女は料理オンチかー…そーなのかー〜…』