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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
ひとしきり笑ったトオルは、ギューっと抱きついて
「はぁ〜〜もー俺、嫉妬でしぬとこだった!マジよかった!マジでよかったぁ〜♡♡♡」
はあ?って顔するアタシに、チュッとキスをして。
「感じてるチエミってば、可愛いすぎ〜♡
そんな顔、今までほかの男にも見せてきたんだなーって…何で俺が最初に抱けなかったんだー、過去の男全員殴りてぇーって。
頭ん中でさぁ…俺すんげー独占欲丸出しだったんですけど〜(笑)」
言うなりまた一つ、キスをして。さらにはアタシの涙を…あろうことか、舐めてきて!
「嫉妬に狂った俺、怖かった?ごめんねチエミ。今度はぜひとも、甘い涙流して貰えるよーに…心を入れ替えますから。こんな俺を許してぇ♡」
「……何それ。涙が甘いわけあるか。」
「あはは…それは俺がこれから、ゆっくり教えてあげるよ〜♡」
そうして、その夜は互いに服を着て、手を繋いで眠った。以降何度か、甘い雰囲気になることはあっても…トオルは最後まで求めて来ることはなくなった─────