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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『はぁ〜い、次は誰かしらー?』
バーベキューを終え、コテージのリビング。お風呂の順番待ち兼トランプ大会が慎ましく開催中の午後10時。チエちゃんが、三番手を呼びに来た。
『はい!次あたし〜』
『おぉ!んじゃおれも〜♡』
『バカ!あんたはあたしの次でしょ!』
『ちぇー…』
お決まりのコントを披露して、あさひがソファから立つと…
『ちえみ〜ちえみ〜』
お酒の回ったトオルくんが、チエちゃんを手招きした。
『なんだトオル、起きたのか?さっきまでグーグー寝てたくせに。』
『あら、そうなの?待たせちゃったわね…ごめんね、トオル?』
隣に座るや否や、腰にきゅっと巻きつくトオルくん。グリグリ顔を擦りつけて
『ん〜好きぃ〜♡』
……完全に甘え上戸。