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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉


『待ってよ!!』


必死に叫んだのは、まるで捨てていかれるような感覚に陥ったから。靴を履きかけて、ドアノブに手をかけた状態で、何とか引き留められた。



『どうして?!こんな天気の中、わざわざ出て行くことないでしょ?何で、一緒にいてくれないの…っ?』


ヒュオオォォ…!


…応えるのは、窓に吹きつける雨風と響く雷鳴。ヒリッとした部屋の空気を、冷たい音だけが埋めていく。


『ねぇ…何か、言って…』


黙って俯いて。いつまで経っても振り向かない背中が、ぐにゃりと歪みだす。


なんで……?


やっぱり、


『…知ってるよ。そうやって、啓太くんが避けてきたこと。私と二人きりになるの、ずっと避けてたでしょ…ちゃんと分かってるんだから…』


最近減った、キスとハグ
代わりに増えた、不自然な距離


やっぱりみんな、わざとなのね…



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