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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『…一生、君が好きだから!!』
………………………っ、ん?
『嫌いになんてならないですよ、絶対に!たとえまどかちゃんに嫌われたとしても、僕は…〜〜って、ああもうッッ!どう考えても、好きに決まってるじゃないですか!でなきゃこんな悩みませんよっっ!』
猛烈むき出しの感情に、涙がピタリ。
あまりに予想外で放心していたら、啓太くんは私を抱き上げ、ずんずん部屋の中へ進み出した。
『え、は?ちょ、ズズッ…啓太くっ…?』
イマイチ状況を理解できないままベッドへ座らされる。続いて箱ごと持って来られたティッシュを見て、顔面が鼻水だらけだったことを慌てて思い出した。