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やさしいキスをして?
第14章 おまけ〈マドカ②〉
『……ン』
谷間に落ちたキスは一度きり。
後はまたキスは唇に舞い戻り、手のひらは私のそれと絡むだけ。腰にあった手も、いつの間にか私の頭を撫でていて…
『は…ぁ…//』
熱いよ…
体がもやもやして、変な気持ち。
キスは気持ちいいのに、物足りない。
啓太くん…もっと…
『え…?』
キスが止んで、目を開けると。
私のTシャツを元に戻す啓太くんがいた。
『え、あの、どうしたの…//?』
『…………』
まさか、ここで終わり?
今日は最後までしないつもりなの?
『ちょっと、待っててもらえますか…』
そう言って、ベッドを抜けた啓太くん。その足音は玄関の方へ向かってて…って!まさか、帰ったりしないよね?!