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やさしいキスをして?
第17章 おまけ〈あさひ②〉
「ゴメンあさひ!急な接待が入ったんだ、終わったら連絡するけど…今日は遅くなると思う。」
三時間前。ゆうひにドタキャンされたあたしは、マドカを誘って外食に来ていた。最初は名物のモツ鍋に、ただただテンション上がるだけだったものの…今となりゃー…、ヤケ酒が進む進むッ!
『ゴメンね、お待たせ…って、もう飲み干したの?』
『マドカぁ〜弁護士の先生は何だって〜?』
『んもう、酔っ払い!』
腰にまとわりついたあたしを、マドカはコツンと小突いた。相変わらずの細いウエストに…ふわっふわなお山が二つ。ああ神様っっ…何故にあたしには、未だに両方とも備わっていないのでしょおかッッ?
いよッ!こぉ〜の不公平てやんでぇッ!!
『帰るわよ。家に着く頃にはホラ…ゆうひくんからの連絡、来るかも知れないじゃない?』
天使の微笑みにいなされ、あたしは渋々頷いた。