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旦那様☆ロマンチスト
第2章 甘々な旦那様

みーちゃんと私達は、新婚の頃から一緒にいる。
だから、その存在はペットと言うよりは、子どもみたいな感じで、家族の一員だった。

でも、実家で昔飼っていた犬―――忠犬で一途になついていたその子とは違い、猫は随分と気まぐれだった。

敏さんが新聞読もうとすれば、わざと新聞の上に座ったり、気を引こうとして膝の上に乗っかってくつろいで見たり。

でも、いつも甘えてくるか、といえばそうでも無くて、呼んでもニャーと鳴くだけだったり。


美人で、小悪魔で、あまえん坊な白猫。


私より敏さんに甘える率が格段に高い。
でも、猫特有の『私可愛いいでしょ』っていうおねだりビームはやっぱり可愛く、みーちゃんの愛らしさに負けてしまい、ついつい、お願いを聞いてしまう私の気持ちを、みーちゃんは知ってか知らずかで。




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