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旦那様☆ロマンチスト
第2章 甘々な旦那様
私と敏さん、両方に平等に気まぐれなら腹も立たない。
でも、哀しいかな、みーちゃんは私より敏さんに懐いていた。
っていうか、みーちゃんは敏さんが大好き!猫なのだ。
それは既に人間と猫の枠を越えているようにも見えた。
敏さんが名前を呼ぶときは、私のことは『みーな』で、彼女のことは『みーちゃん』と呼ぶんだけれど、『みー』の部分までは同じで、なんかちょっと似てる名前は、正直紛らわしい。
だから、敏さんが私達のどちらを呼んだって、みーちゃんは『にゃ〜』って可愛く鳴いて返事を返す。
そんなみーちゃんに対しての返事が、かなりの割合でねこちゃん語?になってる敏さんも、まんざらでも無い様子だ。