この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
旦那様☆ロマンチスト
第2章 甘々な旦那様
それから、また二度寝した私達。
のんびり朝寝坊して、遅めの朝ごはんを食べた。
お休みだから、いつもより丁寧に土鍋でごはんを炊いてみたり、お味噌汁のお出汁を顆粒だしでなく、かつお節でとったりして―――ちょっとこだわってみたり。
そんな些細な努力の甲斐も虚しく、敏さんからの反応は薄く、みーちゃんのときとは大違いで。
―――つまんない。
飼い猫と比べるのは間違ってるって判ってる。
でも―――。
全部綺麗に食べてくれたってことは、きっと美味しかったんだよね―――そう、心の中で呟いた。