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旦那様☆ロマンチスト
第3章 疑惑の旦那様
いつもなら私は買い物の後はすぐ帰宅するのだ。
一人ぼっちでcafeに寄ってもつまんないし、なにより、早く家に帰って家事をこなして、その後の自分の時間を満喫したいものね。
でも今日は。
なんだかとても、お一人様を楽しみたい気分だった。
こんなに解放的な気持ちになれたのは、散歩の癒し効果に違いない。
そんな風に思った私は、スーパーに隣接するカフェでお茶して帰ることにした。
それが―――後悔する羽目になることも知らずに。
「よいしょ。」
よいしょ――なんて、無意識に口から飛び出してしまう辺りに、最近年齢を感じる。