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旦那様☆ロマンチスト
第4章 灰色な旦那様
―――あの女性の香り…だよ、ね。
その夜、私は眠れなかった。
私達は、いつも一緒のベットで休む。
眼鏡を外した敏さんの寝顔は少し幼くて可愛い。
私しか知らないその寝顔をそっと覗き見するのが幸せで。
その行為が無くても、
こうして体温を感じるぐらい近く一緒にいるこ
とが幸せだった。
仲良く躯を繋げ合う気持ちイイ会話。
最近あんまり――――そんな行為が無いのは、ただ単に疲れてるだけなのかな、なんて。
あんまり本気で気にしたことは無かったんだけれど―――。