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コスプレ★ラブ
第3章 浴衣えっち

"じゃあ、私帰って用意してくるね~"
と言って帰っていったのは、一分前。
そして、
「ヒロくーん!何時に行くか聞いてなかったぁ~」
一分後、窓の外で聞こえてくる声に毎度ながらあきれる。
ここは、二階。
ガラガラと窓を開けると、ツキが笑顔で待っていた。
ああ、こんちくしょう。
こんなんにドキッとするなんて、俺のアホ。
と胸のなかで自分を叩く。
そう、ツキと俺は幼馴染み。それは、さっきもいったけど、ツキと俺は家が隣。
歩いて一分。
走って十秒。
そんな感じで、俺とツキはいままで18年間こうして暮らしてきた。
「…ああ~、出店行きてぇんだろ?」
聞くと、またきらきらと目が輝いて「…出店…」と呟き
「…行くっ!」
即答。
「…じゃあ、6時くらいでどうだ?今から一時間後。」
「分かった、じゃあ一時間後ね、ありがとうヒロ君。大好きーー」
だから、むやみにそんなこと言うんじゃない。
ニヤついて、その後切なくなるだろうが…バカヤロー。

